なほ

14歳の栞のなほのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
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知らない学校の2年6組の三学期に自分の14歳の追体験をお任せできるとは、期待以上で胸がいっぱい。あの頃の、あの子だ あの仕草だ、みんな見たことあったんだ。
東京に来てからの三年間よりずっと鮮明な中学時代。まだ何も決まってなかったわたしたちの、繊細で大胆な、あとあんな甘酸っぱいの、あんな甘酸っぱいのやったことある君は、どんな事思いながら新宿駅のホームで戦いますか。
大人にまもられていたから、大人が子供に向ける目線には絶えず泣き、家に猫のいる家庭は魅力的。物心ついてから家族が増えた人は、わたしの知らない気持ちを知ったろう。
みんなのこと疑ってばっかりだったね。今も変わらないよ。でもみんなが上手で、気にならなくなってきたよ。
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