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14歳の栞のssiのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.5
2024年 102本目
劇場 19本目

とある中学校の2年6組にカメラを据え、計35人の14歳に密着する。それぞれの生活や暮らしが交錯する学校という社会と教室という組織。多種多様な人が1つの空間に集約される面白さと残酷さが感じられた。1人1人が様々な思いを抱えており、"自分と他人"との接し方に尊さや葛藤を抱えている。一瞬一瞬の感情の揺れ動きがあまりにも繊細であり、とても素晴らしい瞬間であるという幻想を打ち砕く。それほど14歳は目の前で精一杯なのだと感じさせる。
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