きぃ

14歳の栞のきぃのネタバレレビュー・内容・結末

14歳の栞(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

あなたの好きな人みたいな質問の自己紹介の欄にyouって書いてあって、ナレーションがyouさんで泣いちゃった。
ふと、私が14歳の時のことを思い返したけど、ほとんど記憶になくて、担任の先生がとにかく世話焼きな人だったことくらいしか思い出せない。今度会えたら聞いてみようかな。

それで、私の好きな人はどんな14歳で、友だちはどんな子で、その時何に夢中になって、何に怒って、何に幸せを感じてたんだろうって、

忘れたくないことはなんですかって聞かれて「アイスを食べてる時と、電話と連絡してる時」の2つで悩んでるって答えてた彼の言葉を聞いて思って、そこからずるずる好きな人のことが頭の中でいっぱいになって、
爆音の栞で脳が震えちゃって畳み掛けてきた。脳が震えて全身に電流が流れる感じ、私が好きな人に連絡先聞いて良い返事を貰った時以来に感じたから、余計なにか来るものがあって、涙が止まらなかったの。衝動でその日の夜に電話かけちゃったけど、応答なし、泣いて笑いながら帰ってきたよ。こんな姿になるって、14歳の私は思いもしてなかっただろうな。

多分1番最初に紹介された子が1番最後に河原の下に行って走ってた子なんだろなって 勝手に想像してまた泣けたきた。
みんなで撮ったクラス写真、 ひとりひとり、まったく知らない子だったのに鑑賞後は知ってる子になってて、面白かった。
綿矢りさの蹴りたい背中を読んでたから、私も読んでみよっと。

彼らの行先の未来が明るく輝いていますように。
きぃ

きぃ