さくぱん

デカローグ デジタル・リマスター版のさくぱんのレビュー・感想・評価

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トリコロールが好きだったので観に来た
やっぱり影の使い方と色の使い方が美しくて好きだなあと改めて感じた。
以下、観たものちょっとずつ感想。

10
兄弟の思考がだんだんと「切手を集めること」にすり替わっていくのが恐ろしく感じた。
最初は借金を返すため、切手(莫大な財産)を守るため‥終いには自分の臓器まで差し出して切手を集める。
が、最後にはそれも盗まれてしまう。
いや全く何も救われてないんだけど!!!
最後額をくっつけて笑う二人を見てもうそれでいいよ!ってなってしまった。
なんだこれ、悔しい。

1
運命の話‥というタイトルと冒頭の祖母が涙を流すシーンから何となく不穏な空気は感じていたが。
現実は計算じゃ測りきれない偶然が起こりうるってことですね。でも池の近くで焚き火してるお兄さんがずっといたらその一部区域だけでも気温は上がりますよね。
お父さんが息子に対して語る"死"の話が全て自分に返ってくるの悲しすぎる。息子のくりくりなおめめが忘れられない。
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