このレビューはネタバレを含みます
嵐のような展開も、事件も起きるわけじゃないけど、なぜか惹き込まれる独特な魅力がある作品だった。
自分の欲のためには割と平気で酷いことをする愛、純粋無垢で優しい美雪、愛の浅ましさを見抜いて愛に冷たく接するたとえ、の3人の絶妙な三角関係?が良かった。
クィアがヘテロの二の次みたいな展開は好きじゃないんだけど、この作品はそれをあまり感じさせないと思ったし、「どっちも好きなんじゃ!」みたいな感情はある意味人間として当然だと思った。最後の手紙の「一瞬だけでも心を開いてくれたなら、それは嘘じゃない」からの、「また一緒に寝ようね」の愛の台詞がすごく良かった〜〜