コペンハーゲン旅行の中で訪ねたかった映画館にて日本未上陸の作品は何の前情報なしに観賞。
少ないボキャブラリーの単語を拾いながらスクリーンで英語字幕で観るという体験！
ずっと顔、ずっと涙、ずっと詩を暗唱する映画だった。
あの世とこの世の境目みたいなストーリーがずっと続く。絵として面白いシーンの連続。
リボンを手繰り寄せて鏡に映った死者の額に小さな羽を手向けるシーンが忘れがたい。
ふかふかの赤いシートはもたれ掛かるとリクライニングする、お客さんは5、6人。広々した館内、物販にトトロのマグカップ。なんて豊かな劇場なんだと感動した。

ヨーテボリ映画祭

全体のトーンはクスッと笑えるコメディだったけど、そのストーリーが意外だった。
きっと女性の生き方の固定観念がガッチガチだった頃は、思い付かなかったかもしれない、作られなかったかもしれない、まさに現代の物語だと思う。
仕事一筋の女性がある日結婚式をしようと思い立つ。
45歳、衣装デザイナーで仕事は多忙、プライベートでは家族に振り回される。
彼女の休息はどこにあるのか？と心配なくらい。やはり現実逃避に旅にも出るわなーと共感していたら、その先の話がなんとも前向きで。自分を愛し自信を持つ彼女のポジティブオーラには周囲も笑顔になる。自立して依存しないことは助け合わないことではない。

それが笑いを所々に入れながら爽やかに展開していくから良い。見ているほうもそういうのもアリだねと納得する。

こういう話の映画他にあったかな～？わたしはまだこれ以外遭遇してないな。

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• #日本未上陸映画ベスト◯◯_みむさん