ウクレレまさあき

エル プラネタのウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

エル プラネタ(2021年製作の映画)
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Oh Fuck Off.

アマリア・ウルマンも、この映画も予備知識殆ど無しで観た。
白黒、スペイン海辺の町、実際の母娘が特に何をするでもなく彷徨う。
食べるものが無くとも、電気を止められても、家が自分のもので無くなっても、Wi-Fiが弱くとも、足が、腕が痛くとも、着飾ってただ淡々と暮らす。
閉塞感と薄い不快感が、至るところに散りばめられてて、絶えず続く。ドライに。
これが今のスペインなのか。
余白が多い映画なだけに、どう受け取ったら良いか戸惑った。それこそがこの映画だった。

カツセマサヒコさん×奥浜レイラさん のトーク・イベント付に来て良かった。
自分の受け取り方で良かったんだって確認できて、アマリア・ウルマンについても知ることが出来た。


2022/2/13 東京都写真美術館 1F ホール
第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」
アマリア・ウルマン レクチャー・パフォーマンス集 を鑑賞。
映像と言ってもパワーポイント、メインは写真と語り。ずっと喋ってる。字幕追うのが大変だった。

《Buyer, Walker, Rover》
1ユーロ(ポンド)・ショップの商品たち、常に新しい店で新しい体験を。人の外見はカバンと同じ、入れ物。肉に皮、布。

《Excellences & Perfections (ICA)》
面白かった。自分のインスタグラム・アカウントを使って、架空の人物を作り、アップする。先入観を誘導することで人をコントロールする。
架空の自分なら、叩かれても自分じゃない。

《The Future Ahead》
ジャスティン・ビーバーの額のシワから、固定概念について。

《Sordid Scandal》
『エル・プラネタ』に纏わる話(実話)。レセプション、ピアニスト、父親。

《インタビュー》
エル・プラネタはフィクション。
自閉症であることが影響している。完全にコントロールできる環境が必要。
自分自身である必然性。演出とは別。

強いな、色んな意味で。

3022/02/18 東京都写真美術館 3F 展示室
第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」《Buyer Walker Rover (Yiwu) Aka. There Then》 見る。
2回見たけど、どこが始まりかわからなかった。中国の不気味さと、彼女の噛み合わないさまがリアル。スッキリはしない。相変わらず。