島にやってきた男性兵士を片っ端から殺していく女性兵士たちの話。
何やら戦時中みたいな舞台だが、時代設定やこの戦争が何なのかは分からない。
観ればすぐ察するけど、要するに心象世界ものです。
男性から抑圧された女性が自分の世界に入り込む事で、己の凶暴性を育み対抗する力をつけついく。
しかしその力は行き過ぎるとただの異常者。
乱暴する男はもちろん、自分たちを助けようとした男も純朴そうな男も何かしら理由をつけて殺す。
ここまで無差別に行くのはもはや狂気。
過激なフェミニズムの先にあるのは孤立。
そこに気付いた女性は自分の世界から脱却し、正しい逞しさを身につけていく…という事なのかな?
アート感が強いので解釈が合ってるかは定かではないけど、個人的にはなかなか興味深い着眼点だなと思いました。