ウォシ

教皇選挙のウォシのレビュー・感想・評価

教皇選挙(2024年製作の映画)
3.5
ローマ教皇の死に伴い、新たなローマ教皇を選挙で決める話。

外部との接触を一切絶った会場で行われる選挙は緊迫感溢れる。
「自分こそ教皇に相応しい!」と演説をする事なく、ただ有力候補の名前を紙に書いて提出するだけの淡々とした描写なのに迫力に満ちている。
薄暗い空間が映画館という場も相まってより臨場感を高める。

もちろん裏で票集めの工作をしているわけだが、「いかに票を集めるか」ではなく「いかに他の有力候補を貶めるか」がメインとなり、教会の神聖さなどない汚れた争いとなる。

リベラル派と保守派のぶつかり合いは大統領選を彷彿とさせる。
相手の主義主張がいかにクソか罵り合う事ばかり注力し、自分は何なのかはあまり語らない本末転倒の醜さで溢れてる。

衝撃的と言われてるラストだが、これはキリスト教の知識がないと何がそんなに衝撃的なのかイマイチ伝わらなそうなので事前に勉強が必要。
知識がなくても表面的な意外性は感じ取れるだろうけど、それがどれほどすごい事だったかまでは伝わらないかも。
自分は前もって某映画レビュー配信者の予習動画を観ておいてたので何とかついていけました。

なかなか面白くはあったけど、ストーリー云々以上に実際の教皇選挙もこんな我慢比べというか耐久レースみたいにハードなの?と気になってしまった。
ウォシ

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