『ボーダーライン』『ウインド・リバー』『最後の追跡』のテイラー・シェリダン監督作品。
いずれも、容赦ないサスペンスフルな展開とその背後に絡み付く複雑な社会問題、人間ドラマの描写が見応え十分な作品。
この人は追っかけたい脚本家・監督。
今作は、暗殺者と山火事から逃げる映画。
暗殺者のサバサバした仕事っぷりが冷たく絶望を煽る。
山火事の天災ゆえの容赦の無さも恐ろしい。
暗殺者にしても山火事にしても、派手な演出はせずに淡々と事象自体の恐ろしさで震え上がらせ、盛り上げてくれるのがいい（日本語難しい）。
1番の盛り上がりは終盤、サバイバリストつえ〜…な直接対決と山火事バックの肉弾戦。
善悪を持たない山火事、容赦ないぜ。アンジーもトラウマ吹っ切れたかな。
社会問題なんかは絡んでこなかったので、上記の過去作よりはエンタメ寄りな印象でした。
少し期待し過ぎたとは思いましたが、終始緊張感たっぷりで楽しめました。
サバイバリストめ！！！
