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カビリアの夜のichitaのレビュー・感想・評価

カビリアの夜(1957年製作の映画)
4.2
表情筋からズレた眉のおとぼけ顔、忙しなく動き喚く姿が最初好きになれないカビリア。
マンボのステップの軽やかさ、神への純粋な信仰と疑問、幸せをひたすらに希求する健気さ。
段々と可愛く見えてくる。呆れもする。なんで信じるのー。

道端の雑草のように踏みつけられる人生でも生き抜く。ラストの表情に打ちのめされた。

「道」同様マシーナの魅力の不思議。こちらの方が好き。
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