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ほらふき倶楽部のsonozyのレビュー・感想・評価

ほらふき倶楽部(1926年製作の映画)
4.0
一人づつ作り話をメンバーに聞かせて競い合う紳士7人の「ほらふき倶楽部」。
今日もテーブルを囲んで順に作り話を披露していたが、1人のメンバーが、これでは次回の支部とのほらふき対戦で勝てないと外へ出ていく。

すると、大砲に頭を突っ込んでるアホな男(バワーズ)を発見。彼こそが「ほらふきチャンピオン」の資質あり!と見た男は、メンバーの元に彼を連れ帰り、話を披露してもらう。
原題『Now You Tell One(君が話す番だよ)』ですね。

バワーズが語り始めたのは、あらゆるものを交配して凄いスピードで生育させる「接ぎ木」の仕組み。(今回のバワーズの発明はこれ!笑)
次第にメンバーも彼の話に引き込まれていく。

彼が「接ぎ木」の仕組みを売り込もうと農場を歩いていると、ネズミが大量発生してそこら中穴だらけの家で暮らす美女と出会う。
家主の男は、気が狂ったようにネズミを探してホウキで辺りを叩き回ってる。
美女のため、なんとかネズミ退治をする方法はないかと考えたバワーズは、接ぎ木の仕組みを使った斬新な解決策を思いつく・・

本作は、万物を実らせちゃう接ぎ木が面白すぎるんですが、この時代にこんなストップモーション技を実現していたのは改めて素晴らしい。
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