【ありそうなんだけど、ないかも、いやあるかも】
初日舞台挨拶の回で観劇。
想像してた以上に素晴らしい映画体験をさせてもらった。稀にこう言う作品に出会えるから映画は面白い。
年間ベスト級の作品でした。
「第71回ベルリン国際映画祭」にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した作品。
全話通じて「偶然」と「想像」をテーマにした3話短編(敢えて短編と言わせてもらいます。)で構成され、偶然、必然を見事にあやつり見る側の想像を遥かに超えてくる。
展開の流れは主に会話劇で構成されていて日本語のもつ美しさやテンポ感に圧倒された。
印象に残った台詞も多く脚本も素晴らしかった。
エリック・ロメール監督へのオマージュとリスペクトも良いアクセントになっていたかなと。
因みに渋谷のBunkamuraル・シネマで邦画がかかるのは1989年の開館以来初のことらしいです。
貴重な回に立ち会えて感激。
自分はドライブマイカーよりこっちの方が好みだった。今年の最後の締めくくりの作品としてもオススメです。