Kyasarin

偶然と想像のKyasarinのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
4.2
新しく出来た下北沢K2にて。
本当は初日の舞台挨拶行きたかったけど行けなかった(Bunkamuraのチケットのとり方がイマイチ分からなかったのもある)
やっとこ。

いや〜 濱口監督素晴らしいですわ。。

あんな脚本どうやったら考え付くんだ……
そして、構成とかも。2話目と3話目がとても好き〜

何と表現したら良いのか全然分からないけれど、小説を一気に読んだような気分になった。すげ〜。

まさに偶然と想像の世界だった(語彙力)
琴音ちゃんのメンヘラ感リアル、お顔可愛かった😊「いとみち」ではメイド喫茶の店長の中島歩くん、彼もいつ見てもうまい。若いふたりのめんどくさい会話、私も覚えがあってわかるわかるわと思ったよ。

脱がずに色気のある渋川さん素敵だったし御相手の女優さんも良かった。何あの官能上質作。ハニトラするつもりが逆に惹かれちゃうね。ちゃんと罰が来るのもいい。

三話目のあのおふたりの気持ち超わかる。ほんと良すぎる。三話目だいすき。てか何あのお洒落リンネル女子。あの空気感、好きだな。あの年齢だから出る空気感。最高かよ。。

1話目は世にも奇妙な物語的で、2話目はとても文学的官能的で(言葉で性感帯を刺激し合う感覚)、3話目はもう自分の昔の感情や今の感情を呼び起こす感じ。キャスティングもほんと絶妙に良かったなー。流行りの色々忖度キャスティングじゃないところがとてもとても大好き。日本映画ってカッコイイなー。

わたし、ドライブマイカーよりも話の内容的に偶然の想像の方が好みかも。シェイクスピアとか舞台好きな人なら前者が超面白いんだろうな。後者はとても分かりやすかった。短編だからってのもあるのかも。

そして、ハッピーアワーいい加減に観たい(笑)
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