水のまち

偶然と想像の水のまちのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
5.0
わたしは生きていること。時は止まらないこと。この確かな条件の中で、わたしの中の存在は、偶然に生まれ、想像に育くまれていく。同じく存在もわたしだ。偶然に生まれたわたしという存在を想像している。想像と想像が、存在を確かめ合う。想像を伝えるための言語が美しいと思えたのは、その想像を感じることが出来たからだろう、と嬉しかった。この喜びは、好意というものだろう。


昨日、『PASSION』を鑑賞したばかりだった為、第三話を演じる二人と十年以上の月日が、また新たに格別なエフェクトをかけてきたのもあり、複雑な感情で最後は私も泣いていた。
ズームのタイミングがまだ謎なホン・サンスに対し、ここしかない!ってタイミングでズームをするのがツボに入ったようで吹いた。
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