このレビューはネタバレを含みます
2回目。1回目の鑑賞記憶を失ってみたい映画のひとつだが、そんな心配は吹き飛ばされた。
最初に2本立ての関係で『PASSION』を先に見たので、2008年から洗練された印象は感じられた。商業映画だし、おしゃれになった、というか。
やっぱり1本目の確か4カット目の路上での撮影で、撮影クルーに道を阻まれている女性が気になる。あれって一般通行姉さんじゃないかという気がする。
けど、この作品自体が、いかにあり得ない設定を入れられるかとノイズを入れていくの実験のようにも見えるから、あえてなんじゃないかとも思える。
でかいガラスの内側から撮ったり、外側から撮ったり。
短編の方がより濱口竜介氏の脚本の強さが感じられる。
2本目の佐川オチも2回目だがやっぱり面白い。しょうもなさ、ファンタジー感、脚本の強さのバランス感なんだろうな。おしゃれ。
車内の音はやっぱり心地よい。ドライブマイカーのときもそう感じた。
1回目にこれを見た時、キングオブコントに出場してほしいと思ったことを思い出した。