このレビューはネタバレを含みます
一種のタイムスリップものなんだけど、とても穏やかでちょっと不思議な味わいの作品。双子?の女の子がとて可愛らしく、二人のおしゃまな掛け合いだけで全体をもたしてしまう。小さいのに既に一人の人間としての人格ができあがっているかのようだが、クレープを作りながらほぼ演技無しで愛らしく笑い合う場面や、「もっと大切なことについて話して」と大人びた女性の口ぶりで父親にせがむが、「例えば?」と聞かれると、「パパの怖いものとか…」というやり取りが好き。
でも、自分とそっくりの同い年の母と出会うという設定なのに、大人になった母親は娘とはまったく違う黒い眉と黒い髪をしてるのはおかしくない?