8歳のネリーは両親と共に、亡くなった祖母の家の片付けにやってくる。
母は思い出多い家から出ていってしまう。ネリーはかつて母が遊んだ森の中を探索すると同い年の女の子と出会う。
壁紙が昔のまま…えっ?
これは好きなやつ。
母を求める心は時代が変わろうと不変だなあと思いました。
杖をつくお母さんを求めるマリオン、うちひしがれて出ていったお母さんを求めるネリー。
森の中に秘密基地を作るマリオン。母と暮らす森の中の一軒家で兄弟もいない
のでネリーという友ができて心底嬉しかったでしょうね。
ネリーが意外と大人じみて洞察力があるのが不思議でした。
普通は混乱してしまう所ですよ。
お父さんにも事細かく喋らないんですね。
お母さんに関する事をお父さんは深く関心を持っていないと、ある種達観してるような(もちろん父親なので愛情はあるのでしょうが)気持ちが窺えました。
おばあちゃんとマリオンで共通の病気があるようで、マリオンは怖いけど手術を受ける事にします。ネリーがマリオンを励まして送り出す所がグッときました。
傷ついた心を癒す言葉掛けは「ママ」ではなく「マリオン」…言外に、帰って来てくれてありがとう、私がいつもそばにいるよと言ってるようでした。
2人がよく似ているので衣装で判別しやすくしているのが親切だと思いました。
森の自然も素敵でした。湖のピラミッド?が印象的でした。