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エメランスの扉/家政婦の秘密のkazunのレビュー・感想・評価

3.3
lemmon様のレビューを見て鑑賞。

1960年代のハンガリー。作家のマグダは夫と共にある町に越してくる。そこで家政婦として近所の女性を雇うが彼女は有能だが人を寄せ付けない所があった。

印象的なシーン
・嵐に怯えるエメランス
・黙々と家の前を掃く
・「神は戦争で何をした?」「教会も神父
も必要ない」「でもイエスは大工の息子
で労働者だわ」
・幼いエメランスの姉妹と母
・貸しきっての食事会のお願いとキャン
セルの知らせ
・犬の置物

・故郷で知る真実 初代ヴァイラ
・エヴィカの訪問

「愛するものを失わないよう二度と愛するな」若いエメランスが祖父に言われた言葉がずっとエメランスの心にあった事は想像がつきます。

だけど人は自然のうちに愛してしまうので葛藤があります。好きだから友達の死を止める権利はないという論理。
自分が弱った時マグダが死なせてくれると思ったのに助けた事に腹を立てます。

エヴィカがもう少し顔を見せてくれたらよかったのにと思いました。

ヘレン・ミレンの圧巻の演技で深みのある作品でした。音楽も良かったです。

あとあまり関係ないとは思うけど、エヴィカ用のご馳走の残りをトイレに流す所が自分にはキツいです。ハリウッド映画とかでも結構食べ物をゴミ箱にバーンと入れたり、お店で注文したのに放ったらかしたりするのが好きではありません。
(前世で飢え死にしたのかも…?)こういう事思うのは私だけなのかな。
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