配色センスがいい。
燃ゆる女の肖像でも、どの場面を切り取っても美しいと思ったがこの映画もフランスの田舎の森の風景や服の色が素敵だ。
非現実的な内容なのにファンタジー味がなく、現実の延長のように会うはずのない出ていった母の幼少期に会う。
きゃらきゃらとよく笑う幼い二人の少女なのに会話は大人びている。
幼いながらも自分と他人の線引きができていて、他者を尊重できるネリーはすごいな。
過去を見つめることで今の生活の意義や尊さに改めて気づけるということだろうか。
母と娘の、友人のような距離感が不思議で素敵。でも理解できたかはわからない、難しかった。
