このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.03.24_24-62
原題「Petite maman」
...日本語で「小さなママ」
特別何か大きな出来事が起こるわけではないけど、どれも大切なシーンばっかり。静かで穏やかに考えたくなるような作品。
過去と現在が繋がるファンタジーだけど、タイムトラベルしたようなシーンは無く理由も不明。森で出会った子供の母にネリーが「実はあなたの子供なの」と告げてもこの不思議な関係を受け入れる2人。この適度な緩さと彼女たちが何事もすんなりと受け入れる姿が心地よい。
ネリーとマリオンを演じたのは実際の双子らしい。通りで顔がそっくりな訳だな〜とても可愛いかった。
終盤の2人のボート旅がお気に入り。
冒頭の祖母が亡くなった事を部屋の片付けのシーンとかやっぱりこの監督のセンスがとても好き。
祖母とちゃんとお別れできなかったと言っていたネリーが過去の祖母とちゃんとお別れできたのも良かった。