このレビューはネタバレを含みます
ベルリンの博物館で楔形文字の研究に没頭するアルマは研究資金のオファーに釣られ、テレラカ社が極秘で行う「理想の伴侶」実証実験に参加する。
高性能AIアンドロイドのトマスとの3週間の同棲生活。
最初こそアルマの好みではなかったけど、修正されていくので、段々アルマ好みになります。
しかしながら、アルマは最初から、自分好みのアンドロイドとの生活を望んでいたわけではなくて、寧ろ自分がそれに依存してしまう事を畏れていますね。
思いどおりにならず、伴侶も子供もいない孤独の中で生きる事を潔しとしています。
何か自分に足りないものと向き合い、葛藤しながら乗り越える所に人間性があると思っているから、最後の評価では反対意見を付けています。
でもトマスが3週間を終え、出ていくと以前に増して孤独を感じたのがひしひしと伝わりました。
姉妹の思い出の場所…トマスはなぜ待っていたのでしょうか?
ハッピーエンドは予想していませんでした。
ていうか、アルマのカットからパンしたら誰もいないという結末を予想してました。
ていうか、アルマ自体も失踪するみたいな結末。
でもとても面白かったです。
元彼の奥さんもフリーズだと思ってました。(いつもの勘違い発動)