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白い牛のバラッドのSayooooのレビュー・感想・評価

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)
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脚本・監督・主演を女性が、しかもイランでは検閲にひっかかる冤罪という内容を扱った映画なのはきっとイランの映画史に残る。
(イランはコーランをベースにしたシャリアを法律のベースにしているので、冤罪を訴える=シャリアやコーランの否定となる)

そんな前提抜きに脚本も演出もとても好きだった。
パンフレット読んで知ったけどイランは死刑執行が中国についで多いらしい。
そして、映画のような冤罪もあれば釈放金払う人もいるそう。
そんなイランの法制度への訴え、女性の力が弱いことへの訴えを感じた。

子供がろう者なんだけど、それも女性が声を上げられない現実のメタファーだと感じたし、Coda(ろう者の子供)を起用したキャスティングにも拍手をおくりたい。
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