ぬまち

大侵略のぬまちのレビュー・感想・評価

大侵略(1968年製作の映画)
5.0
大傑作。第二次世界大戦のアフリカ戦線もの。ならず者部隊がある任務に就くのだが、とにかくやることなすこと外道すぎて感情移入の余地がないのがかえって魅力的。「Play Dirty」の原題のごとく、そのダーティぶりは凄まじく、殺した敵を追い剥ぎするわ、女性をレイプしようとするわとやりたい放題。同じ「dirty」をタイトルに含む『特攻大作戦』も真っ青なダーティぶりだ。しかも『特攻大作戦』にあったヒロイックさは皆無で、徹底的にドライな視点で人物を描いている。全編を覆うシニシズムが素晴らしく好みだった。

そしてあのラストシーンは絶句…。ぜひネタバレなしで見てほしい。
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