行く先を決めるのも帰るタイミングも、ベッドにダイブするのも全ての行動において後手な僕。僕と彼女の心理的状況を表しているようで胸が苦しかった。
内定者時代に世の中を明るくしたいとか会社に貢献するとか大きな夢や目標を持っていたけど、働いてみると現実とのギャップに突き当たる。毎日ミスをして、上司に注意されて、同期と比べられて。東京の生活きつかったな。そんな時に付き合っていた彼女は癒しであり、歩く先にある光だった。
縁あって小説や映画に出合うことができてよかった。懐かしいあの頃を思い出した。
同期の尚人が仕事できて仲間想いで、彼女と連絡が途絶えた僕に「これを機にもっといい男になろうぜ」はかっこよすぎた。