このレビューはネタバレを含みます
【ベッドシーンが下手すぎる】
これは、一体、なんの映画なんだろうと。
「花束みたいな～・・・」のブームに乗っかって、それらしい、エモい映画を作りたかったのか。
選曲もそうだし（←この辺も後で文句いう）主人公の名前を明かさないとか、
若手俳優のベッドシーンとか（←これも、あとで文句いう）
そして、1番の謎は、何故に「不倫」という事を、隠すのかって事です。
主人公が知らないんだったらまだしも、
初めから知っているのに、何故、種明かし的な扱いをするのかってね。
いやいや、明かされた後に、なるほど！！あの時の涙は、
そういう事だったのね！！！となるなら、その妥当性を認めまずがね。
正直、知った所で、彼女のイメージが更に悪くなるしかないし、
「不倫」と分かっていても、付き合いたくなるような女か？？？？
女なのか？？？って思うくらい、
「彼女」に魅力がないんです。
そもそも「私と飲んだ方が楽しいかもよ？」で、好感度ないのに、
それが既婚者のメールだと知って、
失笑しかなかったゲッソリ
黒島さん・・・・美人なんだけど、
どうしても、
年上の落ち着いた女性という感じで、
可愛いって感じじゃなくって・・・・だから、ずっと違和感がね。
明け方まで飲んで・・・っていうシーン。
唯一、共感出来たシーンだったけど、黒島さんのオーバーオールが似合ってなくて。
なんか、若作り感がね。
とにかく、この女性にハマる理由も分からないし、僕が、「不倫」と知っていながら、彼女に惹かれていく過程が、
ほんと、よく分からん。
こりゃ、よほど、体の相性が・・・なんて下世話な事を考えるんだけど、
その、ベッドシーンが、
もう、びっくりする位、情熱的ではない。
そもそも、脱げない女優さんなんでしょうか。
そして、表情とかも、ほんと・・・・何？という感じで・・・
脱げなくとも、それなりの撮影の仕方ありましたよね？
何故に・・・バスローブ着て？？？？へ？？？と、
ビックリでした。
脱がない分、時間取りますよ？？なのか、時間だけは長く、
キスだけは、なんか、妙に生々しいのよ。
一体、これは、何プレイなの？という、めっちゃ退屈なベッドシーンでした。
そして、主人公も僕も、
そんな女性にハマって、
何年も何年も忘れずにいて、
メソメソしててね。
で、風俗で、泣くとか・・・もう、なんなん？
そもそも、キャラ的にもね。
仕事の夢を描くようなキャラじゃないのに、いつか俺たちは？？みたいな
事を言ってても、それも違和感でね。
最初も最後も、目の輝きが同じで、
一体、この人は、何かを諦めているように思えない。
仕事への情熱も、あるように思えなかったんだよね。
この映画、なんか最後まで、恋愛でも仕事でも、メソメソしていて、
全然、前向きになれないワケです。
だから、これは、一体、どういう映画なの？？って聞きたくなるワケで・・・
昔の恋愛って、引きずるのよね～！！って共感するには、
主人公たちが魅力無さ過ぎだし、
何故、そこまで沼ってしまったのか・・・が描かれていないし。
主人公のキャラ含めて、めっちゃ、浅いように感じてしまった。
青春とか忘れられない恋とか、
そういうモノを見せるには、情熱を見せて貰えないと。
いくら、いい音楽を流されても、
騙されません。
キリンジの「エイリアンズ」流されてもですYO！！！
しかも、これ、アラーム音として設定でしょ？？？
いや、ありえんし！！起きれんし！！
この選曲のあざとさがね。
キリンジ「エイリアンズ」流してたら、なんか、とりあえず良い映画？？
って思わせようとしてんな？？？
許すまじっ。
