このレビューはネタバレを含みます
一度観ただけじゃ理解不能。しかしもう一度観るには三時間は辛い。
これは現代を舞台にしたボーの地獄巡り。冒頭から狂った医者一家から逃げるまでが最高！「時計じかけのオレンジ」の復習家族のような顔は笑ってるが、心では全く違うことを考えているところが恐ろしい。それにしてもボーのアパートの回りの無法さがなんとも言えない。素っ裸で人を襲う狂人、道の真ん中に放置された死体、なぜかボーめがけて突進してくるイレズミだらけの男等々。建物から一歩出ればそこはそこはもう地獄の一丁目！
実家に着いてから以降の展開は、見ているこっちが頭くらくらするくらい訳がわからなかった。それとも、これは深く考えずに感覚で観る、出来事を素直に受け止める、考えるな感じろ系の映画なのか(笑)
さて、ボーは一体何を恐れていたのか？
母親の存在？ 真実を知ること？あの結末は何を意味するのか？
