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ボーはおそれているのNAOZYのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.1
「ミッドサマー」のアリ・アスター監督最新作、ホアキン・フェニックス主演の「ボーはおそれている」を観ました。
上映時間3時間と長尺です。
ストーリーは精神科医に診療してもらうくらい精神的に弱っているボーは母親が怪死したことで実家に帰ろうとするが様々なアクシデントが起こる。怪我をおして何とか実家へ向かうのだが子供の頃の回想を挟みつつ悪夢と現実が交錯していく。

見終わった感想は「困惑」の一言。
ボーがマザコンで精神的に追い詰められ、現実に起こる事象に常に困惑した表情をしているホアキン。これが3時間ずっと続く。
ジャンルとしてはホラーでもなくコメディでもない。内省的でノンジャンルな作品と言えます。
アリ・アスターの心の中を映像化したのだと思います。そうやって見ると興味深い比喩的な表現が散見されるのだが一回観ただけではわからないだろう。
アリ・アスターの作品が好きな方にはお勧めだがそれ以外の人には苦痛かなー。
劇場でも途中退出する人やイビキかいて寝てる人もいましたw
けっこう人を選ぶ作品だと思います。
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