はるたろ

ボーはおそれているのはるたろのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.8
初アリ・アスター作品。ずっと悪夢を見ていたような感覚で、終わった後は頭痛がしたほどだった。あまりにも頭がぼーっとするので、帰りにめちゃくちゃ甘いプリンを食べて帰った。脳に染み渡った。
思っていたほどの怖さはなくて、むしろ恐ろしいほど美しい映像だった。開始数秒で心を掴まれて、美術館でインスタレーションを見ている気分だったけど、その後その映像が何だったか判明したときに「これがアリ・アスターか…」と思った。「そこまでは見せんやろ」という部分を容赦なく見せてきて、逆に潔かった。お金を払って何を見せられているんだとも思ったけど、むしろこの値段であれこれ考えたり考察を読んだりしてじっくり味わえているならお釣りがくるくらいだ。ずっと避けていたミッドサマーの方が全然観やすいらしいので、観てみようと思う。
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