例えばジェイコブス・ラダーのような、白昼夢を主観で映した3時間の映画みたいなそういう物を想像してかなり身構えていたんだけど、確かに白昼夢の様ではあるものの夢のようなあらゆる要素が作中では実際にそう起きているという捉え方をしているのが意外だった。
夢ではなく展開に過ぎず、錯乱的ではあるがロードムービーの様な内容だったのが私としては新鮮だった。ゾッとするシーンも当たり前のようにあったが、なんだそりゃと言いたくなるトンデモ展開もあり、面白かったと思う。笑えるシーンで劇場から笑い声か聞こえた時、なんか嬉しくなっちゃったな。