ぽんぽこたぬきち

ボーはおそれているのぽんぽこたぬきちのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

うぉ…癖強い…
途中で「たぶんもう2度と観ないな」って思ってめちゃくちゃ真剣に見始めたくらいには癖強かったです。

以下好きなシーン
・女の子が発狂して青いペンキをごくごく飲むシーン。狂ってるのに映像がとても綺麗でした。

・自分の心理カウンセラーが原因の母親に逐一自分の話してたことを話してた事実が判明したこと。その後もカウンセラーがずっと同じ笑顔だったのがよかった。

1パート目感想
いや、心配しすぎやろ、生きづらそう…
中年が子供みたいな挙動してるなぁ。
なんでこの人、こんな治安悪いとこにすんでするの???
道端に死体落ちてる場所に心配症の人が住むのすごいって。

2パート目
いやぁ…ここ、めちゃくちゃ気持ち悪いよね!!!!なんでこの人たちこんなに親切なんだろう!!!いやぁ…こんなに親切にされて居心地悪くなるのって、わかるし、わかるわぁ〜って感じだし、ここまでくると怖いよね!家族、薬めちゃくちゃ飲んでるし、人に打ってたりしてるしね。割とここのパートは好き。

3パート目
子供時代
割といい。おじさんボーはずっと中身が子どもみたいで気持ち悪いが、見た目が子どもになると普通のちょっと変わった人くらいにみえるのでよい。子どもの頃イケメンですね、これがあーなるの残念すぎる

4パート目
森の孤児たちシーン。
途中のボーが劇の主人公になってるの面白かった。いやぁ、銃乱射されてるのとばっちりすぎる。ここで、ボーが行くところにはたくさん人が死ぬんだなぁと思いました。
こんなに自分のせいで人死んでるのに、あんまり他の人のことを心配したり悲しんだり、後悔とかせずに、自分のことばっかり心配してるボーの姿もみえて、気持ち悪…ってなりました。ボーはおそれてるんだもんね。自分を傷つけるものから。

あと、これも観てて思ったんですが

なんか、あれですよね、自分が酷い状況で、誰も手を伸ばしてくれない時に、助けてくれた人が、めちゃくちゃやばそうだった時…こんな気持ち悪さを覚えますよね。助けてくれたけど…なんか、え、たぶん、ヤバい人たちだ、どうしよ…ってなってた。笑
いやぁ、すごい。こんなやだなぁってきもちを覚えさせるの。

5パート目

母親生きてたーーー!!!
やっぱりPCにはいたのは生きてることわかって気持ち悪くなったからか…?
というかボーより全然母親の方が好きだわ。
ヤバい人だなぁとおもうけど、観てて気持ち悪くなかったんだよね。怖いけど。
強者感すごい。
まあ、たぶん、ボーを気持ち悪くなったのは、あの人のせいだけどね。

てか、薬よく飲んでるなぁって思ったら母親が作った薬で震えたね。すご。怖いって。


まとめ
どこに一番いったら居心地悪いかっていったらたぶん2パート目かな。
ボーって死んだの??夢オチ???
いや、死んだ???

最後エンドロールで音楽なかったの、いったいわたしは何をみせられたんだと真剣に考える時間をもらったみたいですごくよかったです。