2024年劇場鑑賞15本目。
夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んだ時と同じ感覚に陥った。
自分まで狂ってしまう。
ボーは小太りの禿げたおじさん。そんなボーの奇々怪々な有り様を見せつけられる180分。
私は広島出身なので、「なんで?」は、「なんなん?」と言ってしまうのだけれど、ずっと「これなんなん?」と思いながら観ていました。
超過保護な毒母に育てられた息子の末路を描いた映画なんでしょうか?
不快が最上級に達すると愉快になっていくのね。
途中から、いや、最初から結構笑っていた自分が怖い。
人の想像力は無限大だなぁ。自分のちっぽけさを痛感する作品でした。