このレビューはネタバレを含みます
ママがつくったボーが主人公の悪質トゥルーマン・ショー。
様々なタイプの母親が4人くらいいたしマリア様?もいたから母親についての話なんかな。と思ったけど多分違う。母の姿などこの映画には多分ない。
最後に残るのは、ママのヒステリックさでもボーの至らなさでも、数々の血飛沫でも、天井張り付きおじさんでも、有名なタトゥーおじさんでも、急なセックスシーンでもない。
何も残らなくさせるほどの強烈さを持ってしてはじめて最強のエンタメと言えるのかもしれない。
多分うちらは人間の憎悪を煮立たせた高濃度の悪夢を見ただけ。