音楽の使い方最高。狭い廊下も最高。家や街の雰囲気も最高。カメラワークも最高。電話で話を聞いている時に、カメラがどんどん引いて、また寄っていく。素晴らしい。
私はこういう映画が大好き。始まりからもうわかる。なんか別にさ、映画ってさ、ほんと好みだよね。媚びないで、撮りたい作品を撮っていってほしい。と思う。
そして何より、役の振り幅凄すぎる。ある意味普通のおじさんとか普通の人って難しいと思っている。派手さよりも普通さ。リアルにこの世界に生きられる人。ほんとすごい。役作りとか相当な努力があるんだろう…太ったり、髪質も、肌質も、爪も、目も。とにかくリアル。登場人物に寄り添える。それって映画やドラマでとても大事だなと思う。例えば、何日間も遭難してるとかのシーンで口紅やメイク濃かったら萎えるみたいな。あまりにも役者さんが美しすぎるみたいな。ね。この映画に出会えてよかったです。