街中の人に取材するやつ怖い

何故ああいう所で猫の声とか入れちゃうんだろう...

元ほんとにあった！呪いのビデオスタッフによる心霊ドキュメンタリー第13弾。
監督：佐々木勝己

「ふりそそぐ」

都内にある心霊トンネル。
そこを訪れた若者たちを襲う恐怖とは？

「ほんとにあった！呪いのビデオ」っぽい映像。
そのぶん、構成がシンプルで観やすい。
やっぱあのシリーズの構成は優秀だ。

「あいする」

ラブドールとデートを重ねる男の映像。
そこに映しだされたものとは？

愛するラブドールがほんとに妊娠していた、みたいなことをやりたかったのかな。
それで、人形の腹部を破壊させるためのエピソードとしてのあれ、と。
んー。

「あの世への招待 前編」

ある日、見知らぬイベントチケットを見つけたという投稿者。
「あの世への招待」と書かれたチケットに記された場所に向かった投稿者は、そこで恐ろしい体験をすることになる。

アパートの雰囲気はとてもいい。
出てくる物怪もいい感じ。
そして謎の儀式。

相変わらず取材をするか否かで揉めるスタッフ。
取材には断固行きたくない徳丸なのであった。

「すすりなく」

アマチュアバンドの練習風景。
そこで撮影された不気味な存在とは？

やたらノイズを出したがる悪癖は相変わらずだが、最後の顔のドアップは普通に怖い。
「ほんとにあった！呪いのビデオ」に収録されている「中古ビデオ」の真っ白い顔面を思い出して嫌な感じ。

「しゅざいする」

街のおもしろい人を探すという取材中の映像。
そこでみつけた女性の正体とは？

確かに怖い映像ではある。
怖がること目的の人は楽しいかも。
ちょっとエンタメがすぎる。

「あの世への招待 後編」

ふたたび事務所へやってきた投稿者。
そこで恐ろしい夢を見たと話す。

正義感にあてられ暴走する金井。
こういう台詞は対人支援の現場では絶対NGなんだよなぁ。
（ほん呪でもよくやらかすやつ）

その後、金井は独自で映像を調査していた模様。
儀式で唱えらえていた言葉がエジプトの言葉だとつきとめる。
呪文の意味まで周到に調べていたのに、最後の「バーステッドアッラー」だけがわからないとのこと。

いや、そこが一番わかりやすいやつだろうよ。

その後、投稿者は遺体で発見される。
バステト神。
ほんとにいたら人気者だろうなー。

【総評】

恐怖映像集としては無難なレベルになってきた感じ。
ただ、「心霊ドキュメンタリー」としてはまだまだキツい。
撮影手法が全然ドキュメンタリーじゃないのも原因なんだろうな。
やっぱ「ほん呪」っぽくはしたくないのかしらね。

2025-旧29