Mi2

映画:フィッシュマンズのMi2のレビュー・感想・評価

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)
4.2

FISHMANSのサブスクが解禁されて、ここ数年アメリカで高い人気が出てきているという話は聞いたことがあったし、田中宗一郎先生のポッドキャストで2023年のコーチュラも出演できるんじゃないか?
みたいな話もしていたので、ようやく世界がFISHMANSを認め始めたと思うと少し嬉しくなる。

世田谷3部作は聞いたことはあるし、再結成のライブも一度は見たけれど、
それでもあまりFISHMANSの事は詳しくは知らなかった。デビュー30周年、FISHMANSyear
『SUPER DOMMUNE』の音声コンテンツも聞いて、仕上げに近所の映画館で映画FISHMANS見てきました。

音楽はマジックを呼ぶ

圧巻だった、映画館で見る映画だった、
貴重な映像とライブ映像と関係者のインタビューが交互に織り交ぜられる
シンプルな構成、フィッシュマンズの歴史を学べます。

佐藤君が亡くなってしまったし、絶対的なフロントマンだったこともあったから
神聖化されているけれど、全然、美しいことはなくて。。
男達の別れのライブは、
度重なるメンバー脱退、孤独感、
そんな哀しい気持ちが、佐藤君の感覚が研ぎ澄まされた何かの覚醒につながったんじゃないかな。
このライブ音源が佐藤君が生きていた最後のライブだったのは知らなかったのでかなりこみあげてくるものはあった。
最後に流れる、ひらめき IN THE AIRで頂点に達します。

原田郁子やハナレグミも、佐藤君の代わりになることに抵抗が
いまだにあるといっていたし、それだけ尊い存在だったんだなぁと思う。
あと、ZAKさんがスタジオにこもっていて目から血を流した話、すごいなぁ。。。。

ドキュメンタリー映画としての完成度はかなり高いと思います。
約3時間、学べることは沢山あります。あまりFISHMANSのこと知らない人でも
楽しめるんじゃないかな。そんな気がします。
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