Paula

呪われた息子の母 ローラのPaulaのネタバレレビュー・内容・結末

呪われた息子の母 ローラ(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

意味もなく

原題が『Son』なので、『Halloween Ends』で見せた娘役ではなくて母親役のアンディ・マティチャックの過剰な感情移入やフィルム・スコアの耳障りな事や、そして極めつけは、ラストの締めくくり方なんてフーダニットとしてはやってはいけない事をしてしまっていて、まさかと思わずにはいられない。

そんな中、この映画の題名にもなっている『Son』として息子役のルーク・デビッド・ブラムという俳優さんには金メダルをあげたくもなる。それは体全身に偽物の血液と分かっていたとしても気分的には気持ちの悪いことを成し遂げている。 しかもここまで精巧に顔のメイキャップをするのには手間暇や時間的にはかなりかかっていると思えてしまう。よく我慢しましたね💕
だからチグハグさのあるシナリオなのかもしれない。

こういう映画を見ると最初の時点で、彼女の妄想の様なストーリーと思わせておいて、それを貫き通すのではなくて、あまりにも投げやりなように説明不足が続き、そのことでストーリー展開に付いて行けなくなる要因となりロマン・ポランスキー監督の幼児性愛者特有の性癖は嫌いでも彼の過去に製作した悪魔信仰の最高峰である『ローズマリーの赤ちゃん』がいかに天才的能力を発揮し、歴史に残る映画に違いないかということを再確認できるのかもしれない。ただし、彼の行いには意にそぐわないにしても...
だから本作はポランスキー監督の当て馬にもならないそんな映画かもしれない。でもゴア表現だけは必見の価値があると言えるかもね?
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