このレビューはネタバレを含みます
決してつまらないわけではないのだけれど、絶賛するほどかと言われると… 。衝撃の結末!みたいな展開を勝手に期待していたためか、なんだかぬる〜っと結末を迎えた印象になってしまった。
何人か、描きたい(のだろうと推測する)人物像と配役がミスマッチのように感じた。また各々の関係性もよく伝わらなかった。秀吉と倉田は原作だと親友らしいけど、映画では終盤で「ん?ボスだと思ってけどこの感じは友だち?あれ?」ってなる程度だったし、孤独だった秀吉が一目惚れするほど惚れた女性であるはずの奈々美もキャラ設定が幼いのか正直説得力がないような。(原作既読の感想などを見ながら意見を擦り合わせたような原作未読の人間なので偉そうなことは言えないが。)
でも小説は一通り読むだけでも複雑で大変だと聞いたので、そんな作品を観た人みんながカラクリを理解できるようにまとめられるのは素晴らしい技量!