このレビューはネタバレを含みます
初日。
オダジョー、最初の2分でいなくなった(笑)
回想シーンすら、ない。
なのに、思い出として語られるだけなのに、この人がどんな人だったのか、わかるから、オダジョーはすごい。
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あの、高齢者運転事故とか
シングルや風俗、オンナを下に見るとか
あちこちに散りばめられている現代的問題は、解決されるわけでもスッキリするわけでもなく、ただそこに、あって。
嫌な人をそれなりの役者が真剣にやるから
みんなほんとにやな奴です。オノマチに言わせればそのへんにベタベタ貼り付いている、そんな言葉をみんなで描いてた。まさに人間の当たり前にある認めたくないソレを、周囲にペインティングするみたいに。。
そして、守るべきルールとはなんなのか。
約束とは、ルールとは、規則や法律、こうあるべきものが失われた時代、なのかも。
それぞれの役者が出番こんだけなのに熱演。
息子も、よかった。昔だったら池松くんがこの監督のもとならやってたような、思春期大人の入り口にいる真っ正直な少年、笑いを引っ張る場面もいくつかあって頑張った。今後楽しみ。←なのにやたらいいガタイ
けいちゃんの存在と喪失の大きさ
もうホント怪しげな大人やらせたらピカイチの永瀬さん。
役者が良い映画はほんとに素敵よ。
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で。愚痴
ヤクザと家族のオノマチがだぶってしまったのは、あの映画観た人はわかると思う。
良い悪いではなくて、こういうの抱えた難しい役をできるこの世代が、薄いのかな。年齢や見た目、演技力、見渡すと確かに彼女しかいないかも。
満島さんだと少し若すぎるし、松さんじゃないしなー。キャスティングと、公開のタイミング。コロナで思うようにいってないのかもしれない。
2021/5/21