品川巻

茜色に焼かれるの品川巻のレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.6
R15には納得だけど、なんかもう、"令和時代の日本人の人間讃歌"として色々とぶっ刺さってしまった。

夕焼けを背に、息子と2人乗りする良子。
良子の同僚のケイ(DVを受けている)を迎えに、自転車で疾走する息子。
冒頭しか出てこない良子の旦那(オダジョー)の余香。
心が抉られるような映像を観た後に、ほんのちょっと彼らの日常が挟まっているだけで、視聴者はだいぶ救われる。

無理して生きてる人は誰かにとってはバカに見えるかもしれないけど、無理して平気そうに見せることでしか生きられない人もいる。
息継ぎの仕方を忘れると、涙もこぼせない。

あと、この作品の特徴として欠かせないのは、映画内でも「コロナ禍」であること。
「マスクとか、時代感じるわ〜〜〜」とか言える日が来るまで、「まぁ、頑張りましょう」と自分を励ましながら前に進んでいきたい。