Kz氏

陰陽師: 二つの世界のKz氏のレビュー・感想・評価

陰陽師: 二つの世界(2021年製作の映画)
3.5
陰陽師・清明も源博雅も出てくるけど、夢枕漠ともグオ・ジンミン監督「陰陽師: とこしえの夢」とも無関係な、RPG実写化の中国映画で、清明は人間と妖怪のハーフという設定の妖怪大戦争。

河童、天狗、蝦蟇、天邪鬼、雪女などなど百鬼夜行が水木しげるっぽかったり、「銀玉」神楽みたいな可愛い娘が出てきたり、どこか「スターウォーズ」が匂っていたり、さすが「著作権フリー」の中国作品と揶揄したくなる。けど、河岸でも、滝田洋二郎監督作品ヒット後に、「女陰陽師・淫魔受胎」とか「新・影の軍団・服部半蔵VS陰陽師」とかが公開されているから、あまり人のことは言えない。

本邦とも大陸とも付かない異空間はジンミン監督作品と同じで、ボーダレスの仮想空間で遊ぶ余裕はある方がいい。
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