Yoko

悪い奴ほどよく眠るのYokoのレビュー・感想・評価

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)
3.8
ほとんどの登場人部が報われない哀しい作品。一人一人の登場人物の悪さというよりも、この悪い奴を生む構造自体の悪に着目したスケールには圧巻です。

復讐に迷いが生じる主人公を三船敏郎が繊細な演技力で魅せてくれます。個人的には『七人の侍』の破天荒ぶりが印象強かったので、今作のようなインテリチックな人物を演じるのはどうなのかなと思いましたが、杞憂でした。
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