One day you will be old.
私が目黒シネマさんの企画担当だったら、この作品となにをぶつけようかで迷う。「PLAN75」で後期高齢者地獄パーティにするか、「83歳のやさしいスパイ」で現実をはさむか。
アマプラの説明が「老人が遊園地でひどい目に遭う」みたいな一文で笑ったけど、本当にそんなお話。高齢だからというだけの理由で差別されたり、悪人から狙われたり、孤独に陥るということが遊園地を舞台に分かりやすく展開されてゆく。
だからこそ、今一度高齢者への自らの視線を見直してみようね。自分もいつかかならず老いるんだからね。
というかなりメッセージ性の強い作品なのだけれど、シンプルに主人公がかわいそうだし歳は取りたくないなと思う人が大量発生しそうだと思った。人生の節々で様々なカットがフラッシュバックしてきそう。
もしこの遊園地に行ってしまったら、もうずっとポニーに乗っていたい。
