これは、、かなり好きだ……
王道展開と先の読めなささが絶妙なバランスで折り込まれてるもんだから最初から最後まで面白かった。〈音〉へのフォーカスは、捜査分析の対象・マチューを取り巻くノイズみたいなものはもちろん、“聴き取る”ことが発見に繋がる微かなもの、画面に映っている対象物の音、それらとBGM・挿入音の重なりないし気持ち悪さの不協和音までものすごく丁寧に使い分けられていて感動…爆音上映が楽しい音楽映画とは違った〈音〉の楽しみ方が出来る映画が爆誕してしまっている、、、！
というか〈音〉のためだけに映画館鑑賞をマストとしていたくらいなのに、想像以上に映像の面白さで魅せてきてくれる感じにどんどん引き込まれてしまった。（機内シーンとかボートのとことかおしゃれ！マチューの見る幻想としても映像描写が◎！）そしてしっかりサスペンス。ラストは((それでいいのか…？))となりかねない終わり方だったのが少し歯痒いけれど、作品全体が帳消しになるほどではないので個人的によし。かなり好きな映画！
