フランスのテクノスリラー。
函館のシネマアイリスで観ることができました。
こういう隠れた秀作を映画館で観られるのは本当に嬉しいものです。
ハリウッド映画とはまた違ったテイストですね。
本国フランスでは大ヒットしたって、チラシに書いてありました。
主人公マチュー(『イブ・サンローラン』のピエール・ニネ)は、航空事故調査局の音声分析官。
音の探偵。
ある時、ヨーロピアン航空の最新鋭機がアルプスで墜落し、乗客乗員全員の死亡が確認された。
司法警察の立会いの下、フライトレコーダー=ブラックボックスが開かれることになったものの、上司のポラックより主人公は調査から不自然に外される。
ところが、上司ポロックが謎の失踪を遂げ、マチューが引き継ぐことになる。
マチューは、音を解析する過程で、コクピットに謎の男が侵入したと確信する。
それをマスコミに公表した直後、乗客の中にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明した。
テロリストの犯行に違いないと。
マチューの分析は高く評価され、メデタシメデタシかと思われた。
しかし、レコーダーを聴き直したら、マチューはある矛盾に気づく。
自分がはめられ、陰謀に巻き込まれていたことに主人公は愕然とする。
果たして、マチューは真相にたどり着けるか…