⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のギョクローランのネタバレレビュー・内容・結末

不快指数のとても高い話だった。

昨今のアニメ映画の中ではかなり渋い作りになってるので好みではあるが色々あらが目立ったなぁという印象。

一番の問題点はみずきの心の動きに全くついていけなかったこと、ゲゲ郎との友情も「え？ああ君らいつのまにそんな仲良しになってたんだ」って感じだし、恋愛沙汰に関してもみずきがどれくらい彼女を好きなのか全くわからなかった。

全体的に緩急がなく、同じテンポで全てが進行していくため、感動したり、考察させたりしてくれる暇がなく、単調な印象を受けざるを得ない。

みずきのキャラに一貫性があまり見受けられず、「俺は戦争の影響で誰にも負けない力がほしいだけの人間だ」みたいなことを途中語る割には出世欲がめちゃくちゃ強い人間にも見えないため感動はなく、「ふーんそうなんだ」みたいな反応するしかなかった。

全体貫き通すくらい雰囲気はたまらなく好きなのだが...
少しもったいない映画だった。