鬼太郎の親「たち」が体験した、ある悲しい出来事についての一部始終。
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川井憲次の悲しげな音楽をトリガーに、
タバコが似合う時代、暴かれる社会の闇の一端…まるで松本清張のノンフィクション作を読んでいるようなw
◆鬼太郎の「妖怪」って…
わたしが子ども時代にTVで見た鬼太郎は、ハッキリキャラクターとして「妖怪」が描かれていたように記憶しているけれど、
本作での「妖怪」は、とても観念的で好きな捉え方だった。京極夏彦の小説以外で、狂骨という言葉を聴く機会があるとはなー
描写の違いもあってか…より鬼太郎の親たちは人間的に映った。彼らは妖怪というより日陰者か…
◆この世界も面白いけれど、
わたしの中では、これをわざわざ鬼太郎で語る意味はあったか?世界観に馴染んでいないのでは??と意地悪な気持ちが生まれつつあった汗
幸運だったのは、興味が勝って、公開中の鬼太郎動画を観てみたことw
各期のエピソードから、時代ごとにマッチする鬼太郎世界を目の当たりにできたのもさることながら、
墓場鬼太郎の冒頭話は、本作の根幹を成しているといっても過言ではない。
本作で大半の時間を使って語られるのは、壮大な前振りであり、そして終盤、最小限に伝えられる、数分間こそ本編なのだと理解した。
◆差し伸べられた両手が、なんて優しい妄想なのだろう…
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ルック1.0広いのに閉塞感のある村描写好き
シナリオ1.0後出しには意味があるw
役者0.5
深度0.5