妖怪大図鑑を抱いて寝ていた子供時代を過ごした身としては実に感慨深い。劇場で観て以来2度目の鑑賞。
なんたって「水木しげる生誕100周年記念」なので、エンドロール中・後の映像に納得。
ゲゲゲの鬼太郎ならばこれで良いのだ。墓場の鬼太郎であれば、水木ぃ！となったところだけれど。
水木しげる氏の体験も今作に十分生かされていて、のんのんばぁや大戦中腕を失った話など思い出して切なくなった。彼は本当に自身で感じて咀嚼した物語を世に送り出してくれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいになる。
梶井基次郎風味の「美」には色々感じたなぁ。
