出産間近のサラ。
突然色々なことが起き、ひとりで向き合うことになってしまう。近所に住む夫の両親は手伝ってくれるのだけど、サラはその状況をあまり喜んでいない。
そんな時、疎遠になっていた姉のリンダがやって来る。
スウェーデン映画には実は名作が多くあり、これもなかなか。大きな社会の問題でもないし殺人事件も起こらない。とても身近で、そうそう、この空気の中で私たちって生きてる、と実感できるものだったりする。
サラの中に流れている怒りは多分共感を呼ぶし、リンダのちょっと押さえつけられた優しさもわかるわぁとなる。
いびつかもしれないけど、いいのよ。
よくやってるって。大丈夫。
最後のシーンで思わず泣き笑い。
ところで、あちらでは妊婦は階段を後ろ向きに降りたりするのが普通なのかな。
かなり怖い気もするんだけど……