冰

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎の冰のネタバレレビュー・内容・結末

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

性被害者はフラッシュバックする恐れがあるから、閲覧注意表記した方が良いと思う。

確かに胸糞悪い話なんだけど、似たような話で以前手塚治虫の《奇子》を初めて読んだ時の衝撃が強くて、免疫があるというか、正直そこまでインパクトはなかった。そんなにハマらなかった。

日本の気持ち悪さが詰め込まれたストーリー。家父長制、男尊女卑、近親姦、極右、権威主義、全体主義。静かな怒りって感じ。淡々と。

幽霊や妖怪よりも、生きてる人間が一番怖くて悍ましい。人間の方が獣。

呪詛は必ず返ってくるし、ツケを払う事になる。

ゲゲ郎は岩子に会えたけど、岩子は血液を搾取され続け、変わり果てた姿になってしまった。

話が綺麗に繋がってる。

最後、消えた岩子とか謎は残ってるけど。水木の記憶喪失や白髪化は、狂骨に襲われたりストレスによるものかな。
冰